一覧へ戻る

【重要】DDR5メモリ搭載PCの初回起動に時間がかかる現象について(メモリトレーニング)

公開日: 2026年07月01日
初期設定 セットアップ トラブル診断 メモリー 起動しない

DDR5メモリを搭載したパソコンでは、「メモリトレーニング」という仕様により、特定の条件下においてパソコンの電源を入れてから画面が表示されるまでに、数分から十数分程度の時間がかかる場合があります。

PC本体の電源が入り、ファンが回っているのに画面が真っ暗なままとなるため、ご不安に思われるかもしれませんが、故障や不具合ではございませんのでご安心ください。

1. メモリトレーニングとは?

DDR5メモリは非常に高速なデータ転送を行うため、システムがメモリの性能を最大限かつ安定して引き出せるよう、起動時にマザーボードが自動で最適なタイミングや電圧の調整・テストを行います。この自動調整のプロセスを「メモリトレーニング」と呼びます。

2. トレーニングが発生する(起動に時間がかかる)タイミング

以下のような状況での起動時に、メモリトレーニングが実行されます。

  • ご購入後、お客様の手元での初回起動時

  • メモリの増設や差し替えを行った直後

  • マザーボードのBIOS(UEFI)をアップデートした直後

  • CMOSクリア(BIOS設定の初期化)を行った直後

  • PCの構成パーツ(CPUなど)を変更した直後

3. 画面が映るまでの所要時間の目安

搭載しているメモリの容量や枚数によって所要時間は異なります。大容量になるほど時間がかかる傾向があります。

  • 16GB ~ 32GB搭載の場合: 約1分 ~ 3分程度

  • 64GB ~ 128GB以上搭載の場合: 約5分 ~ 15分程度

4. お客様へのお願いとご注意点【重要】

メモリトレーニング中は、モニターに何も映らない状態が続きます。

【絶対におやめください】

画面が映らないからといって、途中で電源ボタンを長押しして強制終了したり、リセットボタンを押したりしないでください。 調整中に電源を切ると、起動不良やシステム破損の原因となる恐れがあります。画面が表示されるまで、そのままの状態でお待ちください。

状態確認のポイント

マザーボード上に「状態表示LED」が搭載されているモデルでは、メモリトレーニング中は「DRAM」のLEDが点灯し続けます。
※LEDの位置や詳細については、「マザーボード上の状態表示LEDについて」の記事をご参照ください。

5. 2回目以降の起動について

一度メモリトレーニングが完了してWindowsが起動すると、最適化された設定データが保存されます。
そのため、2回目以降の通常の起動時はトレーニングが省略され、すぐに画面が映り、速やかに起動するようになります。